
略歴
中村 吉宏(なかむら よしひろ)
1980年11月22日生まれ
▶青梅生まれの青梅育ち
学歴
1993年 3月 | 青梅市立霞台小学校 卒業 |
1996年 3月 | 青梅市立泉中学校 卒業 |
1996年 4月 | 東海大学菅生高等学校 入学 |
1999年 3月 | 東海大学菅生高等学校 卒業 |
1999年 4月 | 日本獣医畜産大学 入学 |
2003年 3月 | 日本獣医畜産大学 卒業 |
職歴
↓ | 焼き鳥屋のアルバイト |
↓ | 学研の営業と学研教室の先生 |
↓ | プログラマー(グループリーダー) |
↓ | 中学校非常勤講師 |
現在~ 中学校の教師 |
趣味
▶読書
▶映画鑑賞
最近見た映画で良かったのは、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ / ガチボーイ
※バレーボールは生き様。
青梅ミッキーズのこれまでを少しお話します。
1999年~ 青梅ミッキーズの始まり【青梅ジュニア】
私が大学一年の頃、青梅ジュニアというバレーボールの集まりから「小学生を見て欲しい」と声をかけられました。元々ママさんバレーの子どもたちで、その頃は男子のチームを見ていたのですが、翌年(2000年)から、女子を見るようになり、チーム名が「青梅ミッキーズ」になり、これが始まりです。
青梅ミッキーズが始まった頃は私が大学2年生のころで、○○から成木まで自転車で行っていたんです。(笑)
始めは頼まれたから。。。。
始めは、暇なときに頼まれたから、、、どうせ大したことないんだろうと思っていたのですが、実際に見にってみると、他のチームがすごかったんですよ。ちゃんとバレーボールだったんです。
それを見て手伝い始めて、少し関っていくうちに、今までできなかったことができるようになったときの子供たちの嬉しそうな顔を目にするようになりました。
それを見たときに、、、
あ、自分なら、この嬉しそうな顔をする瞬間をもっと増やしてあげる手伝いができる!と思ったんです。バレーボールには自身があったので、、、
そのできないことができるようになっていった最初の1期生が、今、ミッキーズにいる3年生の子のお母さんです。自分の娘を連れて戻ってきてくれました(笑)
また、3期生の子でも今は埼玉にいるんですが、子供が生まれた青梅に家を買いと言うんです。理由を聞いたら、子供が小学生になったらミッキーズに入れたいからだそうです。
この子は実はレギュラーではなかったんですが、当時の私は試合で活躍できる子以外の子供たち(レギュラーではない子供たち)がチームとして機能できるようにすることを考えるほど視野が広くなかったんです。もちろん、できなかったことができるようになって「やった!」という場面は作ってあげたかったですが、うまくそんな場面を作ってあげられてなかったんですね。自分でも悩んでいた時期でした。。。
その子が卒業の時、手紙をくれたんです。
バレーボールが楽しかった!
監督にいろんなことを教えてもらった!
ありがとうございました。
といった内容でした。
なんでもない内容に見えるんですけど、私は、ここでこの子たちにもっと伝えられるチームじゃなきゃだめなんだ!と思い、視野を広げよう!と決意しました。あの時の私に大きく影響を与えてくれた子です。今では感謝しています。
青梅ミッキーズの理念
私はその後、地元でバレーボールを楽しめる子になってほしい!という思いで活動してきました。
と言うのも、ミッキーズでがんばてきた子供たちがミッキーズ卒業後「中学校へ行ってもバレーボール頑張りたい!」と言ってもバレーボールの指導ができる先生がいないのが現状なんです。当然、他の子との差などもありますから、頑張りたくても頑張れる環境がなかったりすることが私としても不満でした。
その中でバレーボールを続けるためには、ミッキーズ卒業後、中学へ行って、指導者がいない、先生がバレーの専門家じゃない という中で(部活で)一生懸命頑張るためには、下のこの面倒を見たり、同級生を支えたりということが重要になってきます。
なので、厳しく注意しながら「リーダーになれる子」「集団の中心になれる子」を育てるために、楽しみながらも厳しくやっています。
それが、もともとのミッキーズのコンセプトであり理念なんです。
その甲斐あって、ミッキーズの卒業生は卒業後あちこちそれぞれの学校ででキャプテンをやっています。
できるようになりたい!
ある時、他のチームとの合同練習の時、こんなことを聞かれたことがあります。
「ミッキーズの子は、運動神経良くなさそうな子でもみるみるうちにできるようになっていくのはなんでなんですか?」
ミッキーズは運動神経良い子も悪い子も、「一回、難しいできないことをさせます。」
そして全員が一回できない状態から、、、まぁできる子はすぐ出来るようになるんですが、できないことを投げかけると「できた!」って瞬間が生まれます。「みんなできないって状態からできた!」って瞬間が生まれると、、、運動が苦手な子でも、「みんなできなかったんだからじゃぁ私もできる」こう思ってくれます。
できる子ができることを最初にやらせちゃうと、できる子はできちゃうし、できない子はどうせ私なんて、、、となってしまうので、一回全員できないことをさせるんです。そのためにはこっちが色んなネタを用意しなくちゃいけないんで、結構大変なんですが、、、(笑)
できないって場面を共有して、「できた!」って場面を共有する。そうすとみんなが「出来るようになりたい!」「私もできた!って言いたい!」ってなれば、練習が加速します。ちょっとずつだったのが、一気に。。。
やりたいと思って、行動して形にして良いということを分かって欲しい。
バレーボールは背が高い方が有利なんです。でも「体が小さかろうが私はやりたい!!」って思っていいし、「うまくなりたいって」思っていいし、、、、「負けたくない!」って思っていいし、、、とにかく諦めないでほしい。
やっていい!ってことを分かって欲しいんです。
やりたい!って思ったことに一生懸命になって欲しい。
これをやりなさい!って言われて、面白いと感じないことに一生懸命にならなくていい。
私は、そのやりたいって思ったことを形にする方法を教えてあげることができたらと思っています。これをやりなさい!って訳でもなく、ゴールはこれだよってわけでもない。自分たちがやりたい!って思ったことは、こーすれば形になって行くんだよ!ってことを教えてあげたいんです。
そうすれば、卒業して私から離れたとき、僕がいないときでも、何かをやりたいってときにはどうすればやれるのか?に気づいてくれると思っています。
こんなことに悩んでるなら、こんなことをすれば良いんじゃないか?とか、それを自分でわかる子達になってほしい。
可能性を探せる子になってほしい。
なので、チームで「無理、やだ、できない」は禁句なんです。
無理だと思ってることが無理じゃなくなるたに練習するし、やだなぁ~なんて言ってたら「全然オッケー!」なんて受け止めることもできなくなっちゃうし、できないってのはできないことが出来るようになるために練習するんだから、、、、
ミッキーズに来た子供達にとってベストな結果は?
色々あって良い、、、、、ですが、
本人はやってってよかった!
親はやらせてよかった!
指導者はこの子に教えることができてよかった!
3者が喜べる、良い関係ができていることだと思います。
指導者は、やった!とか喜びとか、できた!とかおすそ分けしてもらってると思っています。私一人の人生でそんなにたくさん、あるものじゃないです。
それが、チーム活動の良いところで、子供達が成長する瞬間や、うまくいかなくて悔しい!という気持ちをこっちも感じたり、本人と親御さんが感じるはずだったものを私もそこに参加しているおかげで感じることができる。
親御さんもチームに参加しているおかげで、チームの喜びを感じることができる。一人でやれば一人の喜び、チームでやればその分、みんなが喜びが増える。
その時間を共有する場面が一番いい!
ある年の大会で、絶対に行けないだろうと思っていたベスト8に逆転ガチで最後行ったとき、本人たちも会場も親たちも大泣きして、、、みんなが泣いてる時にとても嬉しかった。。。
この瞬間に勝たせてあげることができたのが嬉しかった。。。
初めて都大会、決まった時、嬉しかった。。親御さんたちも泣きながら「監督ありがとーー!」って言ってくれて。。。
集団での活動を楽しめる子を育てます
青梅ミッキーズに来てくれた子供達と親御さんには、
集団を好きになってもらいたい
チームのことを好きになってもらいたい
そう思っています。集団で活動する楽しさは一度きてもらえれば、、、分かっていただけると思います。思ったより面倒くさいとかないですよ(笑)
ちょっと手間をかければ面白くなるってことはありますから。
子供同士の出会い、親御さん同士の出会い、、、
同じ悩みを持っている親御さん同士の出会いは悪くないですし、ミッキーズの子供たちは、他の子に比べて2学年くらい精神的に生長します。
今を逃したら、もったいない!?ゴールデンエイジとは?
5歳~9歳、それから~12歳はゴールデンエイジといって運動の下地をつくる年齢と言われています。
この時に子供の身体能力、運動能力が著しく発達する時期で、体の動かし方、動作、技術を短時間で覚えることができる、一生に一度だけの貴重な年代なんです。
ゴールデンエイジの過ごし方を間違うと、一生に一度の機会を無駄にしてしまうかもしれません。
その後、12歳~13歳の女の子が二次生長を迎えて、体が動かなくなってきます。自分がイメージしていたことができなくなったりしてとまどう時期になってしまいます。そこから理論を学んでいくのですが、、、このゴールデンエイジにたくさん動いてる子の方が身体を正しく使って行くことができます。
やってなかった場合、中学校から始めると、やったことがない動作を不都合な体で始めることになるので、怪我が多かったり、もったいないことになってしまいます。おねえちゃんがスポーツをやっていてそれを見ていただけでも違ったりもします。
小学生のうちにスポーツを習わせたい!という考えは、もとはそこから来ていると思います。
バレーボールは、持たずに落とさない!という非常に難しい動作を覚えるスポースです。
ほんとおすすめなんですけどね~バレーボール(笑)早めにやっておけば、面白い!に到達できます。
バレーボールは身体的な強さが差が出るスポーツなんです。
こと(セガ高い)などは圧倒的に有利!
でもこれが、小学生のうちはそこを、チームワークと努力で埋められるんです。だから、小学生バレーは面白いし、他のスポーツではなくバレーボールをやる価値がある!ってことなんです。
また、精神面でも、多様な集団に入ることで、選択肢が多様性を持てるようになります。小さいころは家庭のルールがあり、それが当たり前だと思っていても、チームに入ることで、今までの小さな世界での自分のルールを変えなくてはなりません。
はじめは戸惑うかもしれませんが、その経験が。。。精神面でも大きく成長させてくれます。
「うちの子、難しいことがあるので、、、」などと言われることがありますが、、
よく他のスポーツやチームで見る光景で、「あの子は良い、あの子は駄目だ!」というのがあります。
ああいう子はいい、ああいう子は駄目だ、、、、それは、ぶっちゃけ個人的な好き嫌いなんですよ。自分がやりやすいか、そうじゃないか、、、で良いか悪いかを判断しているだけ。
その考えは絶対ダメです。私はそのような見方、考え方はしません。
だって私の好き嫌いで指導していたら、中学に行ったら私じゃない人が教えるわけですから、その誰かの好き嫌いによって、その価値観は簡単に逆転するかもしれないですよね?
よく、「この子、難しいことがあるので、、、」などと言われることがありますが、親御さんが子供に成長してほしい、変わってほしいという気持ちがあれば、全く問題ないです。
親御さんが「難しい」と感じている、、、、そうじゃない、新しい部分を私は見つけることができると思います。
私は子供たちに生長してもらいたいとおもっています。生長とは変わっていくことだったりもしますから、その「難しい」とおっしゃる、子供の生長が目に見えてわかると思います。
楽しみにしていてください♪
私は手を挙げることは絶対にありませんが、子供さんが泣いたりすることがあるかもしれません。
私が指導する中で、厳しく言ったりすることもります。その時に子供が泣くことも出てきます。
それを見て、、、子供を泣かすなんて!と思われる親御さんは参加しない方が良いと思います。子供が泣いてるのを良しとしない親御さんの参加は、、、ご遠慮ください。
本気で笑って、本気で泣いてがコートの中にあるのが良いんです!エクササイズではないですから(笑)子供はかわいい!子供は可愛ければいいんだよ!という考えの方はうちのチームは合わないと思います。
可愛ければなんでもいい!では、そこははっきりさせよう!という場面で、、、、はっきりさせるようなきつい女性になってほしくない。。。なんてことでは困りますから。。。。
本気で笑って、本気で泣いて、努力できる子
頑張ること、努力することって楽しい!ってことを知ってほしい!
夢中になって練習することの楽しさを知ってほしい!
私はそんな想いで、青梅ミッキーズの子供たちを指導しています。